個人情報漏洩事故（事件）一覧

岩 手 労 働 局 

平成 25 年８月２日

岩手労働局職業安定部職業対策課におけるデジタルカメラの紛失について 

 
岩手労働局（局長 弓信幸）の職業安定部職業対策課において、デジタルカメラ１台を紛失いたしました。 

 同デジタルカメラ内に内蔵された SDHC カードには、以前撮影した法人や個人が識別できる画像データ８８枚が消去されないまま保存されておりました。現時点では同 SDHC カードに記録されていた画像データの流出又は不正利用に関する報告はありませんが、同 SDHCカードには法人情報及び個人情報を含む画像データが記録されていたことから、法人情報、個人情報の流出の恐れがあります。 

 引き続き、同デジタルカメラの発見に努めておりますが、関係者の皆様には多大なご迷惑、ご心配をおかけすることになりましたことを深くお詫び申し上げます。 

１ 紛失したデジタルカメラ及び記録されている画像データについて 

 （１）紛失の態様 

 職業安定部職業対策課（以下「職業対策課」という。）において、業務用デジタルカメラ及び内蔵された SDHC カードを出張時に紛失したもの。 

 （２）紛失したデジタルカメラ等 

・デジタルカメラ：キャノン Power Shot A33001S 

・SDHC メモリーカード：バッファロー 4GB RSDC-S4GC4 

※デジタルカメラの箱には、「職業安定部」とのネームシールが貼付されている。 

 （３）デジタルカメラ（SDHC カード）に保存されていた画像データ 

① 同デジタルカメラ（SDHC カード）には、平成２５年５月２０日から７月２４日までの間に行われた、雇用関係助成金に係る調査や各種イベント等で撮影した画像データ８８枚が保存されていました。 

・このうち雇用関係助成金に係る調査に関する画像３６枚には、６法人における施設外観や内部資料の法人情報とタイムカード・帳簿等の画像に３５名の氏名、印影などの個人情報が含まれていました。 

・また、各種イベント等の状況を撮影した画像５２枚には、５０法人名を記載した会場レイアウト図と５１名（岩手労働局職員を除く。）の顔が識別できるものが含まれていました。 

 ② この他、法人や個人が識別されない画像データが２０枚保存されていました。

２ 画像データの流失の恐れについて 

 紛失したデジタルカメラ及び内蔵の SDHC カードも発見できていないため、画像データ流出の恐れがありますが、現時点では、紛失した SDHC カードに記録されていた画像データの外部への流出又は不正利用に関する報告はありません。 

３ 紛失の経緯 

 （１）平成２５年７月２５日（木）９時３０分頃、職業対策課の職員が雇用関係助成金にかかる事業場調査のため、官用車に乗車しようとしたところ、荷物等により両手が塞がって運転席の鍵を開けることができなかったことから、荷物の一つであった箱入りのデジタルカメラを官用車の天井に載せて鍵を開けて車に乗り込み、そのまま出発しました。 

 （２）同日１０時３０分頃、同職員が雇用関係助成金調査対象事業場に到着し、デジタルカメラを使用するため車内を探したところ、出発時に官用車の天井に載せたままだったことに気が付き、この時点で紛失したことが判明しました。 

 （３）紛失したとの連絡を受けて、職業安定部職員が庁舎から訪問した事業場までのルートをくまなく捜索するも発見できず、警察に遺失物届を提出しました。同日以降、引き続き捜索していますが、本日現在、発見できておりません。 

４ 今後の対応について 

 （１）紛失したデジタルカメラの捜索を継続し、早期発見に努めます。 

 （２）本日までに、紛失した画像データに含まれる法人情報及び個人情報にかかる事業主等に対するお詫びと事情説明をとり急ぎ電話等で連絡いたしました。また、７月２６日以降順次、個別の訪問等により、改めてお詫びの上、今回の画像データ紛失の経緯、紛失した法人情報及び個人情報の内容、今後の対応について詳しくご説明させていただきました。 

５ 再発防止策 

 岩手労働局では、個人情報の管理の徹底についてこれまで取り組んでまいりましたが、今回のような紛失事故を防止できなかったことを重く受け止め、再びこのような事態を生じさせないよう、再発防止対策として、デジタルカメラの使用及び画像データの取扱いを以下のとおり徹底いたします。 

（１）出張などの業務でデジタルカメラを庁舎外に持ち出す場合は、内蔵の SDHC カード等に以前のデータが残っていないことを確認した上で使用することとし、持ち出している間は紛失しないよう肌身離さず厳重に管理すること。 

（２）デジタルカメラ使用後は、全てのデータを行政システムのサーバーに移行保存し、内蔵の SDHC カード等から全てのデータ記録を削除した上でデジタルカメラを管理者に返還し、確認を受けること。 

情報ソース

http://iwate-roudoukyoku.jsite.mhlw.go.jp/library/iwate-roudoukyoku/date/kikaku/pdf/taisakukafunsitu0802.pdf