自分の個人情報が漏えい・流出被害の対象でないことを確認するためのサイトです。 ISO27001(情報セキュリティISMS)、JISQ15001(プライバシーマーク)取得企業は、他の企業の対応事例を参考にして下さい。 自らの非を認め、公表してくれる企業は、信頼できる企業ということがいえます。
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
患者様の個人情報が記録されたUSBメモリ紛失について(お詫び)
この度、当院において診療を受けられた患者様(908名分)の個人情報が入ったUSBメモリを紛失した事実が平成24年4月18日に判明いたしました。現在、このUSBメモリの所在の確認作業とともに事実確認の調査を実施しており、本件に該当する患者様には現在内容の説明と謝罪を行っているところです。
患者様ご本人、ご家族に対してはもちろんのこと、関係者のみなさまに対して多大なご迷惑をおかけしましたことを重く受け止め、深くお詫び申し上げる次第です。
現時点において、把握できている内容について以下の通りお知らせいたします。
記
1. 本件の経緯
本年1月初旬、当院職員が業務で使用している、患者様の個人情報入りのUSBメモリを紛失しましたが、当該職員が紛失に気づいた時点では報告なく、3月初旬に部署長へ報告しました。この報告を受け、部署内で約1ヶ月探しましたが発見できず、4月18日に病院長ならびに病院幹部に報告があったものです。
その後、関係者への事情聴取を行うとともに、継続して所在特定のために調査を実施しているところですが、5月9日現在、紛失したUSBメモリの発見には至っておりません。
現在までのところ、当該個人情報が第三者に利用されたとの報告はなく、引き続き所在特定のため調査を行っているところです。
また、4月26日、警察へ届け出るとともに、保健所へも報告、5月1日には市担当部署への報告を行いました。
なお、本日、該当する患者様宛、文書による説明とお詫びの発送を始めました。
2. 該当する個人情報
(1)媒体 USBメモリ 1個
(2)情報件数 川薩地区脳卒中連携パスを使用している患者の情報 908件
(3)情報内容 患者氏名、性別、年齢、住所、電話番号、発症日、病名、転院日、
転院先、担当者名(医師、看護師、MSW、薬剤師、栄養士、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士)
同連携パスに記載されている患者の状態
(既往歴、紹介医、mRS、Jcs、治療内容、日常機能生活評価、麻痺の程度、言語障害、高次脳機能障害)
3. 当該USBメモリの保管状況
当該USBメモリに保存されていたデータは、担当者が当院の電子カルテ内の情報ならびに他病院、施設から返却された情報用紙からの情報を担当者のパソコン内に入力し蓄積していましたが、担当者は日常そのデータの不測の喪失に備え、バックアップデータを当該USBメモリに保存し、地域医療連携室にある担当者の机の引き出しの定位置に保管をしていました。部屋の出入り口は夜間施錠されているものの、担当者の引き出しは施錠されていませんでした。
4. 個人情報保護に関わる対応
今回の事例を受け、患者様の個人情報保護を更に徹底するべく、実施したことは以下の通りです。
(1) 個人情報保護に関する規定を見直し、患者様の個人情報をUSBメモリに保存することを禁止いたしました。
(2) 上記に加え、更にセキュリティを強化するため、院内の全てのパソコンについて、登録されたUSBメモリ以外は一切で使用できない仕組みを導入することを決め、発注および導入準備中です。この仕組みは、USBメモリを開く際もパスワードを入力しなければ開くことができないもので、診療科あるいは部門の所属長にのみ病院から貸与し、施錠できる場所に保管・管理するよう周知徹底いたします。
(3) 当院に勤務する全職員には入職時に「個人情報保護に関する誓約書」を提出させていますが、今回の件を受け、改めて誓約書の提出を求めることにいたしました。
川内市医師会立市民病院は、今回の事例を重く受け止め、職員一人ひとりが個人情報の保護に対する意識を高め、再発防止に全力をあげる所存です。ご迷惑をおかけした患者様には重ねて深くお詫び申し上げます。
平成24年5月9日
川内市医師会立市民病院
院長 石部 良平
〔本件問い合わせ窓口〕
川内市医師会立市民病院 事務部事務課 (担当:前田、久保)
〒895-0005 鹿児島県薩摩川内市永利町4107-7
電話:0996-22-1151 FAX:0996-22-0511
(平日 8:30~17:00)
情報ソース
http://sendaihp.jp/20120509.pdf
PR
この記事にコメントする