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平成24年6月5日
患者情報の紛失について
このたび,本院を退職した医師が本院の患者情報を紛失した事案が発生しましたので,その概要についてご報告します。
該当される患者様には多大なご迷惑をおかけし、深くお詫び申し上げます。
【概要】
本院を退職した医師が本院の患者情報を無断で入れた USB メモリを紛失した事案が発生しました。現在,USB メモリは発見されていませんが,漏えいによる被害などは確認されていません。
【紛失の経緯】
本院を退職した医師は本院の許可なく持ち出した患者情報を USB メモリに入れて,実家の鍵と一緒に持ち歩いていました。平成 24 年4月 15 日夕方,実家に帰宅して玄関を開ける際,鍵がないことに気づきました。この時点で,自宅マンションに置き忘れているものと思い,次に帰宅するときに捜すことにしました。
同月 20 日,自宅マンションを捜しましたが発見できなかったため,23 日に警察,交通機関などに届け,自らも捜索を続けました。5 月7日,本院に患者情報を紛失したことを報告しました。
【紛失した患者情報について】
研究のため,医師がカルテを閲覧して作成した本院の患者情報は次の通り。
平成5年4月から平成21年1月までに受診した患者一部の氏名,年齢,生年月日(一部),性別,疾患名(多くは略号),診察所見,手術前の疾患の状況,手術方法,手術後の経過 計 872 名分
【本院の対応について】
平成24年5月7日,医師本人から本院の患者のデータなどを入れた USB メモリを紛失した旨の報告を受け,本院は直ちに,事実関係の調査を開始し,5 月15 日に直接本人と面会して,経緯を聴取しました。
現在のところ,不正使用などの事実は確認されていません。患者872名のうち住所不明の患者 6 名を除き,6月1日に謝罪文・説明文書をお送りしました。
【再発防止策について】
《本院在籍の職員に対して》
◇ 個人情報の適正管理について文書で周知
◇ 新採用者に対するオリエンテーションでの講話の実施
◇ 医療安全ポケットマニュアルに個人情報の適正管理について記載
◇ 情報セキュリティをテーマに安全管理講習会で講演を予定
◇ セキュリティ機能のついていない持ち出し可能な媒体の原則使用禁止
◇ 医 療 情 報 部 の 院 内 巡 視 を 強 化 し , パ ソ コ ン 等 の セ キ ュ リ テ ィ の 状 況 を 調査・指導
◇ 退職時には,許可なく本院の患者情報等を持ち出さないよう指導
《退職した職員に対して》
◇ 本院患者の個人情報を保有しているかの確認依頼と保有していた場合の削除・返還について文書で周知
本院としては,機会あるごとに個人情報の適切な取り扱いについて啓発,教育してきたところですが,今回の度重なる事態を厳粛に受け止めています。今後,退職する者や本院の研究,診療に関わる院外の者についても指導を強化し,再発防止に向けて対策を徹底します。
問い合せ先 長崎大学病院病院企画課
電話: 095-819-7790
095-819-7242
情報ソース
http://www.mh.nagasaki-u.ac.jp/topics/pdf/2012/2012060501.pdf
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